情報表現技術(前期2単位)(CC1・CB1・CF1)


概 要

 現代の社会人は、ワープロ、表計算ソフト、そしてプレゼンテーションソフトは使えて当たり前と見なされる時代です。公式文書を綺麗に仕上げ、報告書では、データを表計算ソフトでグラフ化したものを貼り付け、分析した文章でまとめることができ、プレゼンテーション・ソフトで、自分の提案をより印象づけたりできて、ようやく「使いこなしている」と、周りから認めてもらえることになります。
 ただし、オフィス・ソフトの機能をフルに使いこなして一見綺麗な成果物が作れるだけではだめです。作成した文書がネット情報のコピー・アンド・ペーストで埋め尽くされていたのでは何の価値もありません。引用のルールに基づいた出所の明示や参考資料一覧の出し方に至るまで、情報倫理に裏打ちされた自己表現ができているかも重要です。最近ではSNSの隆盛で出来合いのフォームに入力するだけの情報発信の機会が増えました。ホームページの作成では、Webデザインの基礎を学びます。自分オリジナルの情報表現です。
 本講義は、福岡大学の情報システムの利用実習からはじめ、公式文書の書式から論文作成のマナーと技術、データの加工と適切なグラフ表現による情報価値の付加、知財に配慮され印象に残るプレゼンテーションやホームページ作成、メール作法など、スキル以上の「情報表現」についても解説し実習をしてもらいます。大学4年間だけでなく就職したあとにも役立つ内容になっています。

到達目標

 引用や脚注の挿入、出所・出典・参考文献の明示などのマナーに適った論文をワープロで作成できること。案内状などの公式文書の書式に慣れ、必要に応じて作成できること。TPOに応じたメール表現ができること。データを加工し適切なグラフを作成できること。印象に残るプレゼンテーション資料を自分で作成でき、実際に人前でプレゼンテーションできること。著作権をはじめとした知財の権利に配慮した情報利用ができること。ハイパーテキストによる画像表示とリンクの書式のタグの働きを理解すること。

授業時間外の学習

 テキストを事前に読んで予習したり、パソコンが自宅にある人は実際試してみるとよいでしょう。事後学習ではテキストを参考にしながら与えられた課題を確実にこなしてください。
 他の授業で出されたレポート課題や、ゼミ発表のプレゼンテーション作成などで、実際に試して応用してみるのが最も良い練習です。授業時間の何倍も自分で使って初めて身につきます。

テキスト

 テキストは以下の電子ブックを使用します。総合情報処理センターのUser's Guideも使用します。

川場隆・永星浩一 『速習Word・Excel・PowerPoint・Webメール
ファイルを開くためのパスワードは講義で先生から聞いてください。パスワードのネットへの書き込みは厳禁です。

福岡大学e-learningは自習用教材として利用できます。

授業計画

情報表現技術

1

導入と基本操作
 センターのパソコン設備の紹介。:パスワード管理の重要性について。パソコンの起動と終了。図書館の蔵書検索、データベース利用。
2 ポータルの利用と電子メール
 FUポータルに関する説明。 電子メールの送受信とマナー(携帯メールとPCメールの違い)、SkyDriveとWebアプリの利用。マウスとキーボードの操作。OSの基本操作(起動、ウィンドウ操作。日本語入力とキーボード操作、切り取り、複写、貼付け等。)

3

Word(1)
 ワープロによる文書の入力。フォントとポイント。中央揃え、右寄せ。ファイルの保存。印刷。

4

Word(2)
 マルチメディア表現。図形処理や画像処理。描画オブジェクトの編集、クリップ・アートの挿入。

5

Word(3)
 公式文書の作成。

6

Excel(1)
 表計算ソフトによってできること。参照のちがい。並べ替え。計算。

7

Excel(2)
 関数によるデータ分析とグラフ化。

8

Excel(3)
 WordとExcelの連携。Word文書にExcelの表やグラフを貼り付け、編集する。形式を選択して貼り付け。

9

Word(4)
 論文作成のマナー、引用、図表のキャプション、出所・出典の明示、脚注・文末注、参考文献。

10

PowerPoint(1)
 マルチメディア表現。画像の取り込みと処理・加工、サウンドの取り込みと編集。図形の作成。プレゼンテーションに用いるためのマルチメディアコンテンツ。

11

PowerPoint(2)
 プレゼンテーションの技法の解説。アニメーションとサウンド。報告用プレゼンテーションの作成。資料向け印刷。

12

PowerPoint(3)
 プレゼンテーション実習(i)。実際にプレゼンテーションを行う。

13

PowerPoint(4)
 プレゼンテーション実習(ii)。実際にプレゼンテーションを行う。

14

ホームページ(1)
 ホームページの仕組み。HTMLとマルチメディア表現。ホームページの作成。

15

ホームページ(2)
 ホームページ形式での編集と保存。サーバーへの保存と学内公開。

参考書


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