- 英国スーパーのPB(プライベートブランド)
- 我が国のスーパーの場合、セービング、キャプテンクック(ダイエー)、スーパープライス(サティ)等々、店名とは異なるPB名を付けていますが、英国では、ASDA(アズダ)、WAITROSE(ウェイトローズ)、SAFEWAY(セーフウェイ)などなど、すべてズバリ企業名がPB名です。PBブランドの商品の割合も非常に高いという印象を受けます。(これらの数字はすべてpenceで1ペンス1.6円:2000年10月現在。)左から2番目はスプレー式の生クリームです。
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- 日本人として気になる食品(お米)
- 日本米は手に入りませんが、カリフォルニア産やヨーロッパ産の単粒米が手に入ります。長粒米(インディカ種)は安価(1kg約100円)で豊富ですが、匂いがあり、食感が良くないのでチャーハンやパエリアくらいしか使えません。単粒米(ジャポニカ種)は500gあたり200円くらいが相場ですが、あまり知られていない安価な単粒米があります。スーパーのプディング・ライスです。もともとお菓子の材料(!)として売られているものですが、これが炊いても結構いけます。価格は500gで約100円です。
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- プディング・ライスにインディカ米混入
- 2か月間、我が家はプディングライスで米飯食を楽しんでいましたが、10月末、突然、ご飯が変な臭いを発するのに気付きました。これまでにはなかったことです。調べてみると、約30%ほど長粒米(インディカ種)が混ざっているではありませんか!
原料のShort Grainが不足したのか、あるいはコストダウンのためにやったのか、はたまた、お菓子の材料を炊飯して食する不届き者を排除する為か、定かではありませんが、これでは使えません。
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- SUSHI RICE
- これは高級品になります。500gで320円弱。ただし、屑米はほとんど混入しておらず、粒ぞろいの米です。オリエンタル物ではよく見かけるBLUE
DRAGONの製品です。コーヒー豆のようなパッケージがキュートです。
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- リゾット・ライス、パエリア・ライス
- これらも、長粒米ではなさそうですが、明確に単粒米と書かれているわけではありません。約160円でプディングライスより高めです。リゾット・ライスの方が粒が大きめでした。プディングライスもそうですが、パッケージの横には、メジャー付き透明シールの覗き穴があります。単粒米は少量用いる消費形態が普通のようです。
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- Rice Crackers
- これはおかきです。これはウェィトローズで購入しましたが、正真正銘、英国製おかきで、味もまったく日本のおかきと変わりません。どんぶりのような透明容器に入っていて、どこかで見たような浮世絵の図柄があります。どことなく、エキゾチシズムが感じられます。約500円です。
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- TOFU
- ジュースパックのようなパックに入ったTOFUが売られています。(多分パック詰めにして固まらせている。)賞味期限が長く3か月ほど常温で保存可です。我が家では買い置きができるのが好評で、帰国後もこの手の商品があればいいねと話しています。価格は160円ほど。森永の製品です。味は、普通の絹ごし豆腐とほとんどかわりません。Made
from GM free soya beans.となっています。GM:Genetically
Modified 遺伝子操作された大豆を使用していない、という表示です。
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- 温州みかん
- みかんはどこでも売っています。みかんは欧州では珍しくありません。手で剥くことができます。Tangerineと表示されていますから、まぎれもない日本原産のみかん(温州みかん)です。ただし、写真のみかんの産地は日本ではなくアルゼンチン。1片あたり種が平均3個はあるので、食べにくいことこの上ない代物です。ちなみに温州みかんの欧米での主な生産地はスペイン、アメリカ(カリフォルニア)です。
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- “さつま”みかん?
- 10月下旬から、スペイン産のミカンがsatsumaというブランド名で売られているのをよく見かけます。みかんなのに、なんでさつまなんでしょうか?スーパーでの印象では、英国でも、みかんは、Easy
to peelがウリで、かなりポピュラーなフルーツになっているようです。Tangerineよりも、我々にとっては馴染みが深いみかんです。600gで約125円、安価です。
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- 麺 類(うどん・焼きそば)
- これはウエイトローズ(スーパー)で購入できます。120円程度で、だし・ソースつき、味は日本で買うものと変わりません。それぞれの袋の左側に「かけうどん」「やきそば」の文字があります。当地の食品会社Tazakiフーズの商品です。メンは多分英国産だろうと思います(小麦などの原料が安い)が、無菌パックの設備は高価なので日本から輸入した可能性もあります。スープは日本の富士食品(横浜)の製品が入っていました。
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- 欧州製の日本のインスタント食品(焼きそば)
- 右上の縦のデザインが日本で購入したもの。右下の横向きデザインが英国で購入した物(1個約100円)です。味は変わりません。生産国はオランダで、英国に輸入された物です。商品の顔の向き、箱詰めの仕様は、日本や英国では縦向きが主流ですが、ヨーロッパ大陸では横向きが主流だそうです。パッケージの裏面の説明は欧州各国語。ただ、パッケージの上にある「日本の味をそのまま!」のコピーは購入対象の多くが在留の日本人であることを示しているように思えます。日清はオランダに工場を持っており、各種インスタント・ラーメンも横向きのデザインです。
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- LIPOVITAN B3
- 下の方にワシのマークが見えます。そうです、これは、かの有名なリ○ビタンD(英国でのライセンス生産)です。缶入りで、しかも炭酸がきいています。私の印象ではリ○ビタンDというよりは、オロ○ミンCといった感じです。なぜ、DではなくB3という商標にしたのか興味はありますが、理由はわかりません。約130円です。
その後、テレビCMをやっているのを見ました。
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- SOY SAUSE
- 醤油はどこのスーパーにも売っています。醤油は今やインターナショナルな調味料ということなのでしょう。見覚えのある容器に入ってます。ラベルによると、醸造元はオランダ、発売元はドイツの会社となっています。日本の会社以外の製品もあります。
意外に、ウスターソース、トンカツソース、お好み焼きソースなど、ソース類が入手困難です。ソース自体は豊富にあるのですが、甘み・旨味が無く、胡椒が強いものしかなく、日本人の好みに合いません。
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- 樂Bの蝦條
- カルビーのかっぱえびせんはこのように書くのだそうです。“B”の表現がシュールです。左はコーン・スナックのバーベキュー味。同種の日本製の製品と味は変わらないそうです。ちなみにこれらは香港製。各約300円でした。
街角のインド系の商店で入手しました。この手の雑貨店には、驚くほど珍しい商品があります。日本製のおかきも売られていますし、一般の商店では全く見かけない日本酒も売られていました。
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- シイタケ マッシュルーム
- 中国製ですが、椎茸も比較的入手が容易です。ただ、マッシュルームは一般名詞で、椎茸もマッシュルームの一種と言うことでしょう。丸っこい傘の物が好まれるらしく、実際売られている物はこのような形の物がほとんどで、イメージが違います。日本産に比べると香りがはるかに少ないです。75gで約140円でした。
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- たこ焼き器?
- ダイエーには売っていると思いますが、同じダイエーでも博物館にあるとなると大阪人にはたまらないでしょう。私の実家は九州ですが確かに昔似たような物が家にありました。丸形でしたが。もちろん、これは大昔のお菓子焼き器だったようです。が、しかし・・・やっぱり似ています。
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- カリフォルニア米(錦)
- 日本食材店にはカリフォルニア産の単粒米も売られています。10kgで約2800円ほどします。味は日本米と大差ありませんでした。錦はポピュラーなものの一つです。この手のものが入手できるなら、プディング・ライスよりも粒はきれいで臭いも少ないですから、おすすめです。
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- プディング・ライスその2
- 同じく500gで110円ほどのプディング・ライスで、炊飯できます。イタリア産の単粒米で、そこそこイケます。ウェイトローズで購入しましたが、しばらくその存在を知りませんでした。というのは、売場が、アイスクリームのフリーザーの上、お菓子の材料の場所だったからです。このパッケージもコーヒーでよく見るタイプです。
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- ラーメン
- 日本で発明されたインスタント・ラーメンは今や世界食品で、どこでも手に入る食品ですが、日本人の好みに合うものを見つけるのは結構困難です。その国の人々の好みに合うように味付けされているからです。そんな中、一般のスーパーで我々の好みに近いものを発見しました。チャイナ・シー・ヌードルのエビ風味(写真左)です。中国製で、昔懐かしい素朴なラーメンの味がします。
ところが、プライベートブランドの新包装導入(写真右)に伴って、味付けも変更されてしまいました。元々使用されていた醤油が原料名から消え、ショウガ味となりました。抜けたような、妙な風味です。英国人の味覚には合うのでしょう。
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- スペイン産の日本米
- これまで試した中で最高においしい米です。粘りけ、粒の綺麗さ、冷めたときの匂いと味、全てにおいて合格点です。しかも特売品とはいえ、価格もプディングライス並み(日本で最も安い米と同じくらい)でした。品質は日本の米と比較しても平均点以上です。
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- 菜箸(さいばし)
- うっかり日本から菜箸を忘れてきたのですが、持ってくる必要はありませんでした。わずか1ポンド(160円)で10膳の菜箸が買えました。町でよく見かけるインド(あるいはパキスタン?)系のディスカウント雑貨屋にありました。裏に日本語らしき説明書きがあり、その日本語がちょっと怪しいです。曰く「・・・楠竹の3年ぐらいたつた通常な固。」・・・?。「・・・柔らかい布でふきとこつこ下さい。」・・・?。
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- みかど?
- これは“ポッキー”のヨーロッパでの商品名です。英国では見ませんが、スペインのスーパーに売られていました。日本のメーカーからライセンスを得てフランス国内で製造されたもので、裏面の言語表示からヨーロッパ各国で販売されているようです。左側に見慣れたマークが見えます。
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- かにかま
- 日本食材店以外で、かまぼこ類はまず見かけませんが、“かにかま”はほとんどのスーパーに置いています。味も全く同じものです。値段は200円弱で分量もそこそこあります。日本でもそうかも知れませんが、タイなどの東南アジアで加工されたものです。材料名に「SURIMI」と表示されているものもあります。
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- 北の真珠米
- これは中国産の米です。日本食材店で購入しました。価格は10kgで約2800円ほどです。裏面(右)には日本語の説明文もあります。店の宣伝文句では、一番こしひかりに近い味、だそうです。真空パックで包装されています。
食した感想としては、残念ながら我が家の好みには合わなかったようです。
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- ラーメン各種
- 左はタイ製、右は英国製です。いずれも250ccから300ccの沸騰した水に薬味を入れ、麺を3,4分あまり煮込むというインストラクションが書かれてあります。いずれも水分が少なくなり、左はほとんど焼きそば状態になります。右の商品はコシのないスパゲッティという食感で、日本人には好きずきでしょう。いずれも日本の製品に比べて非常に味が濃いようです。
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- スーパーで日本酒発見
- 日本酒は、これまでスーパーで見かけたことはありませんでしたが、Readingのウェイトローズのワイン売場の隅っこにSAKE(桃川)が売られているのを発見しました。米国で作られて輸入されたものらしく、それも比較的リーズナブルでした。左党のいない我が家では、料理酒用にと買いましたが、飲んでみて、これが料理用ではもったいない、うまいSAKEであることが判明しました。滞在6か月以上になっても新たな発見があるのは楽しいものです。
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- ジャケットポテト
- ついにイングリッシュの紹介です。ただの焼き芋と言うなかれ、これがなかなか美味です。ベーク用のジャガイモをオーブンで1時間半余り焼き、割ってコールスローやベークドビーンなどと一緒に食します。チーズ、バターなどを好みで付けて食べてもいいです。日本のジャガイモでは、とてもこの味は出ないでしょう。まるでサツマイモのような甘みと旨味があります。
この味は日本産のジャガイモではとても出せないでしょう。
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- フィシュ・アンド・チップス
- イングリッシュ紹介第2弾です。チップスとはフライドポテトの意味で、これも日本のものよりずっと美味です。フィッシュはコッド(鱈:たら)が多いですが、これも結構美味です。宗教上の理由から、なぜか金曜日にフライした魚を食する習慣があるようです(フィッシュ・フライデー?)が、そのせいかスーパーでも魚屋でも木曜日が一番新鮮のようです。ウェイトローズの冷蔵物のフライしたコッドは結構イケます。
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作成中 |
- ノルウェーのと○がりコーン
- ノルウェーのスーパーマーケットで見つけました。形も味も日本の○○○製とまったく同じものです。価格は200円を超えます。ノルウェーは全般に物価が高めです。残念ながら英国にはありません。英国のスナック菓子はやたらと塩辛いかスパイシーな物ばっかりです。
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- 非インスタント・ラーメン
- インスタントラーメンになると安価に入手できますが、ラーメン屋のラーメンとなると困難です。ロンドンまで行って1杯6ポンド(1000円)ほどのラーメンを食することはできますが、6ポンドほどの材料費で家族4人分のラーメンが手作りできます。
まず、1500ccほどの水に豚肉の塊1.5kg、タマネギ1個分、長ネギ1/3本、ニンニク1片、ショウガ一欠けを入れ、アクを取りつつ2時間半ほど弱火で煮込みます。目の細かいざるか布巾で煮汁を漉せばスープの出来上がりです。あとは鍋にとって温めながら少々の醤油、塩、胡椒、ラー油、砂糖等好みに応じて味付けします。麺はたまごフライ麺(焼きそば用)で代用します。麺はスーパーに売っているものでOkです。スープを温め、麺をゆでて器に盛れば出来上がりです。あとは焼き豚(スープを取った肉をスライスすればOk。)ネギ、胡麻、もやし等を盛れば、より本格的になります。余った豚肉はスライスしてポン酢などで食べればあっさりしておいしいです。もっとも、日本では豚肉の値段が倍以上するので不経済です。
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